こんにちは!デーブです。いきなりですが、
広島東洋カープ、25年ぶりの優勝おめでとうございます!
かくいうデーブは阪神ファンだったりするのですが、今年のカープは強かった。脱帽です。個人的にも、阪神で優勝を経験させてやれなかった(偉そうな言い方ですんません)新井貴浩選手が、広島に戻って優勝出来て、とてもうれしく思っています。新井さん、良かったね!まさか4番で打点王(9/10現在) とは思わなかったけど。
すでに各地で大フィーバーになっていますが、ここで1冊の本を紹介したいと思います。「はだしのゲン」で知られる中沢啓治先生の「広島カープ誕生物語」です。復刻版もプレミア付いたりしてて結構高い本なのですが、Kindle版もあるので、この機会にぜひ読んでみてください!
なぜカープは熱狂的に広島で愛されるのか
この作品は、戦争で大きな傷を負った広島という地の復興に、いかに野球がよりそっていたか、そして念願の末誕生したカープが広島市民にとってどれだけ大きな存在かが描かれています。
創設間もないカープは資金難に苦しみ、チーム成績も長く低迷。
そんな球団を、広島市民の矜持が支えます。
広島東洋カープは、球団創設以来、経営的には特定の企業の傘下になったことがない「市民球団」。カープファンにとって「自分たちの球団」という愛着感が強いのもわかります。
広島に来てくれる選手には惜しみない愛を注ぎ、
時にその熱狂はとんでもない方向に噴出したり。
そんな熱狂的なファンに支えられたカープですが、初優勝までは実に26年の時を要します。本作では、その道のりを、主人公の少年が、カープの創設、そして初優勝に至るまでを、その人生にオーバーラップする形で描かれています。
「はだしのゲン」では戦争の悲惨さと、そこから立ち上がる人々の力強い生き様が描かれていましたが、本作ではカープの初優勝というゴールが、大きなカタルシスを感じさせる、「はだしのゲン」とはまた異なる傑作だと言えるでしょう。
カープ25年ぶりの優勝の今、改めて読む価値のある作品だと思います。
それではあらためて
広島東洋カープ、優勝おめでとう!!!!