エンジョイ!デブライフ

カロリー大好き!「楽しいこと、アツいこと=熱量(カロリー)!」というわけで、単に好きなことやってるブログです

そこにある、自然で遊ぶ。冬の北海道体験記2022

ども、デーブです。いまだに2019年の北海道旅行記が終わってないのですが、コロナ禍のスキマを縫って2022年の1月上旬に北海道へ行ってきました。

そう、このエントリは2022年に書き始めて放置していたのです。終わってますね。

もう記憶もだいぶ薄れてるのでざっくりした感じになっちゃいますが、ログということで。

いざ試される大地へ

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高校時代の同級生(現在は東北在住)の誘いがあり、冬の北海道へ。着陸先はとかち帯広空港です。

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同乗していた友人の預け荷物がコレ。猟銃と装弾。銃と弾って、飛行機に載せられるんだ! って初めて知りました。よく考えたら当たり前っちゃ当たり前なんだけど。

 

目的地は十勝から日高山脈を超えて西側の日高地方・浦河町。

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それはそうとして、とりあえず十勝でジンギスカン食べたり、

 

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手作りのチーズがたっぷりのピザに舌鼓を打ったりしたのでした。

 

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浦河町にあるゲストハウスまさご。ここをベースキャンプとして数泊しました。当時は素泊まりで1日5000円だったかな。建物の1階が銭湯で、お風呂はそこを使えます。
日高方面を腰を落ち着けて巡りたいという人にはオススメです。

極寒とシカと

さて、今回の旅の目的は、ズバリ「エゾシカ狩り」です。同行している同級生の、北海道でのエゾシカ狩りの師匠のハンターさんに連れられて、日の出と同時にスタートです。朝の時点で-14℃。しばれるねぇ。

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日の出直前。足元は全部雪。

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太陽が上ってきました。銃刀法で、猟銃の発砲は日の出から日没までと決められています。ちなみに、雪原に大量の足跡がありますが、これ全部シカの足跡です。

「この辺じゃ人間よりシカの方がよっぽど多いよ」

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ササ藪の「上」を歩いています。これホントは背丈近い高さだと思うんですけど、雪のお陰でずいぶん歩きやすく。ちなみに、これは撃った(命中させた)シカを回収しに行っているところです。

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みつかりました。シカはこの場で解体し、肉/有害駆除の提出部位/残渣に分けて持ち帰ります。雪の上だから汚れないし、-10℃以下なので傷みもしません。寒いってすばらしい。シカの解体シーンは割愛します。

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ハンターさん宅の納屋で、ペットシートの上に並べられたお肉たち。地元のハンターさんは背ロース(写真左側の長細い部位)しか採らないらしい。ぼくらお客さんはせっかくなのでいろいろもらっていきます。

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もらったお肉はペットシートにくるんでクール便(冷蔵)で発送。ペットシートにくるんでおくと、余計な体液が抜けるので肉質が良くなります。

 

もう周囲のすべてが宝石みたい

この日は昼に晴天だったんですが、昼になっても気温は-14℃のまま。どうなっとるんだ。

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足元は陽の光を受けてキラリキラリと輝く雪面。

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その辺に生えてた雑草は、樹氷みたいなことになってました。

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近くに寄ると情報量がすごい。氷の結晶はおもしろい。

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岩肌もこんなんなってます。

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雪上には足跡ばかりだけど、樹上には鳥の姿も。

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シカの足跡以外に、そこらじゅうにあるキタキツネの足跡。

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春や秋は、河原で家族でキャンプしたり、舞茸狩りしたりと、「なんもないとこだけど、ここにあるものだけで遊べるんだ」とのこと。シカ狩りも、そうした「自然の中での遊び」の一部なんだ、と。

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現地での足で借りたレンタカーはノートe-powerでした。寒冷地で使えるのか? と思ったけど、雪面を掴むように走ってくれて満足でした。なかなかやるね君。

その後のシカ肉

北海道から帰ったところに、自分が送ったシカ肉がドカドカ届くわけです。しばらく冷蔵庫で寝かしてから、トリミング(精肉)して料理していきましょう。

表面の色が変わってるとことか、スジの部分を削ぎ落としていきます。

生レバーみたいでしょ? これロースなんですよ。

はい、ローストビーフならぬローストディア。肉に下味を付けたら表面をバーナーで炙って肉汁が逃げないようにし、ジップロックごと炊飯器や電子圧力鍋(だいたい低温調理機能がついてる)でじっくり加熱します。

完成したらスライスしてポン酢と、ゴマ油+塩でいただきます。

しっかり火は入っています。赤いのは、鉄分が酸化してるからなんですね。シカ肉は脂質がほとんどなく、鉄分豊富な赤身肉なのです。

さっぱりとして臭みはなく、でも野性味は感じられる、とても美味しいお肉でした。

同じく低温調理したロース肉をユッケ風に。

よく猟師料理でシカの生ユッケが美味いって言われますけど、基本的に当然やっちゃダメですよ。火を通さずにやるなら、せめて-20℃以下で1週間ぐらい冷凍したものにしましょう。寄生虫は死んでるので。ウイルス死なないからダメですけどねやっぱり。

これはあくまで「ユッケ風」なので。でも十分美味しかったです。

さて、そんなこんなで「狩猟」編が始まっていきます。