温泉好きの聖地・別府を救え!
こんにちは!お腹がいつもふやけている、デーブ・トクモリです。休みができるとカロリー摂取に出かける生態の生き物なのですが、カロリー摂取と同じぐらい、お風呂・温泉も大好きです。
そんなボクですが、4月の頭にヨッピーさんの別府市長対談記事を読んで、「やはり温泉好きとしては、別府に行かなければニワカか……!」と痛感した次第。
直近だとゴールデンウィーク(以下GW)だよなー、でも流石に激混みだからオフシーズンにしよう、と思っていたのですが、先の地震で九州全体が大ピンチに。
この危機を救わねば!いったい自分に何が出来るのか!?そうだ、元気に営業している温泉に入って、入って、入りまくって、美味いもん食ってくればいいのだ!というわけで……
※やたら長くなったので目次置いときます
温泉パラダイス別府
さて、関東から別府までえっちらおっちらお出かけして、別府到着から1時間後の状態がこれです。(旅程は後半にまとめました)
https://twitter.com/Dave_Tokumori/status/726576581523599360
AM9:55の時点ですでに茹でダコならぬ茹でデブ。
最初に訪れたのは、ヨッピーさんの記事でもオススメされていた、ひょうたん温泉。
いろいろなタイプのお風呂で温泉を味わえます。流石に浴室は写真撮れないので、前述のヨッピーさんの記事や、HPの写真などでご確認ください。
100度近いという源泉は、お風呂以外にも色々使われてます。
温泉たまご(ハードボイルドなゆでたまごです)とか
蒸しプリンとか。
別府では、温泉を使って蒸した、いわゆる「地獄蒸しプリン」があちこちで食べられます。
美味そうやろ?美味そうやろ?
チョー美味いッ!
ほかにも、石菖という薬草の上に寝っ転がる、デトックス効果バツグンの「鉄輪むし湯」とか
泥湯でお肌ツルツル!しかも露天は混浴!な「別府温泉保養ランド」とか
もう、とにかく温泉だらけなので日がな一日、温泉につかって過ごせます。地上の楽園すぎる。
マイカーで行ってますけど、温泉地一帯をバスと徒歩で回れるのでクルマは不要です。
こうやってタオル集めるのも楽しい!
入るだけが温泉じゃない!地獄めぐり!
そこら中から温泉が湧いている別府。入るだけじゃなくて、「見て楽しむ」温泉もあります。それが「地獄めぐり」。
吹き上がる間欠泉!「龍巻地獄」
定期的に高熱の温水が吹き上がる、いわゆる間欠泉が「龍巻地獄」。
石積みのほこらのようになっていますが、これがないと50mぐらいまで噴出するらしいです。
真っ赤っ赤!な「血の池地獄」
酸化鉄などを含んだ、真っ赤な熱泥が湧き出る「血の池地獄」。
粘土質のため、深さは不明らしい……怖い。
いろんな種類の温泉が湧き出る「かまど地獄」
高熱(約90℃)の温泉の噴気で、ご飯を炊いてたことに由来する「かまど地獄」。いろんな湯質の温泉が湧いています。
粘土を含んだ熱泥とか、
乳白色のものも。
ワニワニパニック!「鬼山地獄」
別名「ワニ地獄」とも言われる鬼山地獄。そのワケは……
温水を使って、ワニを飼育してるんです!アリゲーターやクロコダイルなど約80頭も。
いい天気だったからか、みんな口を開けてひなたぼっこしてました。しかし、こいつら毎日温泉入ってるのか……。
人食い魚にご用心!「白池地獄」
お次は「白池地獄」。見ての通り、乳白色の温泉が湧いてます。
ここでは、温水を利用して熱帯魚を多数飼育しています。ピラニアとか。
大型熱帯魚ピラルクーなんかも。
山間からもうもうと湧き上がる蒸気!「山地獄」
斜面のいたるところから湯けむりが湧いている「山地獄」。
でもその実態は……。
ぐでーっ……
これは地獄ですねえ……。間違いない。ちょっとしたミニ動物園、という風情で、フラミンゴやニホンザル、カバなんかも飼育されています。
正統派!「海地獄」
見ての通り、地獄という名とは裏腹に爽やかさすら感じられるブルーが鮮やかな「海地獄」。
硫化鉄が溶け出したブルーの温水は98℃もあるので絶対触っちゃダメです。
温水を使って、温室で睡蓮が育てられていました。
グレーの熱泥がふつふつと湧く「鬼石坊主地獄」
「坊主地獄」の名前は、グレーの熱泥がボコボコと湧く様子が「坊主頭」みたいだからなんだそうで。
坊主なのに地獄とかある意味ひどい名前だ……。
地鶏!関サバ!メシだって超美味い!
さて、お風呂とレジャーを満喫したら、やっぱりメシですよ。カロリーです。別府は別府湾に面しているわけで、港ということは海産物に恵まれているわけですね。もう自動的に勝利が確定しているわけです。
新鮮な関サバがお刺身でいただけたり、
大分を代表する「鶏」メニューのひとつ、唐揚げだったり(あとは鶏天とかね)
焼き鳥だったりを、心ゆくまで堪能できます。湧いてるのは温泉だけじゃない!カロリーもバンバン湧いてますよ!
そんな、日本人にとって夢みたいな地である別府。本当に最高の保養地なので、ぜひ行ってみてください!ぶっちゃけ今なら空いています!というかこんないいとこが空いてるの、本当にもったいない!
GWの別府は悲しいほどに空いていた
本来だったら、観光客でごった返していたであろう、GWの別府。5月1日に見た光景は……
午前中とはいえ、人っ子ひとりいねえ……。いや、写真にたまたま写ってないだけで、全く無人ではないのですが、それでも、はっきり言って「ガラガラ」でした。
もちろん、それなりに賑わってるところもあります。お昼時の「地獄蒸し工房 鉄輪」とか。それでもこんなもんでした。
ホテルは、別府観光開発の祖・油屋熊八創業の亀の井ホテル。1人泊なんですが、前日に予約して取れた部屋がツインルームでした。広々。
亀の井ホテルは朝食付きで8000円~な宿ですが、別府は素泊まり4000円~のビジネスホテルでも普通に天然温泉の大浴場がついているところばかりです。
別府、温泉保養地として、コストパフォーマンスが最強すぎです。安く泊まれて、温泉入りまくれて、美味い料理が食える。おそらく、日本人にとってもっとも天国に近い場所の一つだと思います(地獄いっぱいあるけど)。ぜひ一度、いや一度と言わず二度三度、行ってみてください。ホント最高でした。
https://twitter.com/Dave_Tokumori/status/727633145529438208
【附記】そもそも別府ってどこにあるの?
ここです。
さすがに遠すぎますね。もうちょっと寄ってみましょう。
こんな感じ。九州の右上のところ、大分県にあります。経路はいろいろありますが、首都圏からならジェットスターで大分空港から行くのが一番安くて早いと思います。
ちなみに、ボクは神奈川県川崎市中原区に住んでまして、今回はマイカーで行きました。4月29日(連休初日)の早朝に出発したのですが、休み休み行って、ほぼ24時間かけて4月30日に愛媛県まで到達。翌5月1日の朝に、愛媛県の八幡浜港からフェリーで大分県別府市に渡りました。
新東名の効果はさすがで、連休初日の下りでも大きな渋滞はナシ!(逆に上りはトンネル火災で6時間通行止めで大変なことになってましたが……)
幸いなことに、愛媛県伊予市に住んでる従兄弟の家に泊めてもらえたのですが、それでもなかなかどうかしている旅程だなと思います。
で、こちらが八幡浜港のフェリー乗り場。
八幡浜って愛媛県の西の先っちょなんですが、ここからフェリーで別府まで直通です。あれ?別府って案外近いのでは?(陸路で行こうとすると、しまなみ海道から北九州経由で6時間ぐらいかかる)四国在住の人は、もっと別府行った方がいいと思います。
なんだかんだ目一杯乗船してるように見えますが、乗船前日に余裕でWeb予約可能でした。みんな当日受付メインなのかしら。
この日乗ったフェリーは新しい船らしくてとっても綺麗。
そしてまあ、空いていたので、この一区画をまるまる1人で占拠してしまいました。うひー。
2時間半で別府港に到着。あ、さんふらわあ号が停泊しているぞ。
いざ、温泉の聖地・別府へ……!というわけで、重ねて書きますが本当にファーストフード感覚で温泉に入れるところなので、機会を作って一度行ってみてくださいね!
そして、九州のみなさん、ファイト!