どうも、デーブです。ついに国内販売がスタートしたHuawei(ファーウェイ)の最新スマートフォン「P9」。今回は、気になるカメラ部分について紹介していきます!
ちなみに、比較対象はXperia Z5 Compact(手持ちでP9の次に新しい機種だったから)となっております。写真は、EXIFデータなども見れるよう、Flickrにアップしてみました。
前回の開封レビューはこちら。
高感度も十分イケるぜ!
デュアルレンズでRGB情報とモノクロ(陰影)を取り込むことで、階調表現や感度的にも有利、という触れ込みのP9。とりあえず手元にあるXperia Z5 Compactと比較してみました。どちらもオート(Xperiaはプレミアムおまかせオート)で撮影。Xperia Z5は2300万画素あるのですが、標準では800万画素モード(推奨)になっているため、両方撮影しました。
飲み屋の入り口
P9がやや暗め、Z5はやや明るめに撮れました。その分、Xperiaは明るい部分がやや飛び気味で、提灯やバイクの表面部分の階調はP9の方がなめらかかな?と思います。精細感はZ5の23Mモードがそりゃまあ一番高いですね。
ゲームセンター
P9はゲーム画面の方に露出が合ってるのか、全体としてちょっと暗め。店内の雰囲気という点では、Xperiaの方がいい感じの写真になってるかな。注目は、Xperia Z5で天井付近のライトからナナメに線状のフレア(光の筋)が出ていますが、P9だと出てません。
ちなみに、高田馬場ゲーセン・ミカドでは、この日は「バーチャファイター3tb」「SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS」の大会が開かれており、大盛況でした。
路地
薄暗い路地裏。P9はISO3200、Xperiaは8MがISO1600、23MがISO2000。Xperiaは赤っちゃけた感じの色に転んでしまいました。手前の石畳部分のディテールや、看板の文字などP9の方がしっかりしてますね。
そして、P9だけ街灯から縦方向にフレアが。このあとの写真でも出てくるのですが、基本的にフレアが出づらい作りになってるっぽいのですが、縦位置では出ちゃう感じ。
ラーメン
プレミアムおまかせオート……。ちなみに、Xperia Z5 Compactのカメラって、23Mモードにするとシーンセレクトでグルメとか選べなくなるんですよね。いかんでしょ。結果、Xperiaの23Mモードが一番メシマズな感じに。
再現性的にはXperiaの8Mモードが一番近いんですけど、写真としての「うまそう」感はP9かなー……。
駅前のタワーマンション
そもそも画角が結構違う(Xperiaの方が広角)のですが、街灯からのフレア・光条はXperiaの方が盛大に出てますね。P9は縦に細長いフレアが出てますが。あと、Xperiaは明るいのはいいんですがやっぱザラつきがちょっと気になるかなー。
ざっくりまとめ
ぶっちゃけ、スマホのカメラとしてはもう十分というか、等倍で見るのでなければ、そこまで派手な差はありません。ただ、P9はデュアルレンズの恩恵か、高感度でもディテールは結構綺麗に出てるんじゃないかなと思います。
以下余談。
今回は実写比較なんで「使い心地」みたいな部分にはフォーカスしてないんですが、使い心地はP9の方がいいですね。正直。Z5は発売当初「カメラの起動が遅い」と言われてて、それ自体はAndroid6.0アップデートで解決してるんですが、シャッターのラグ(ピント合わせて、シャッター切る操作してから、シャッターが実際に切られるまで、体感で最長0.5秒ぐらいタイミングがズレることがある)という問題が残ってまして。その点、P9はサクサクとシャッターが切れるので、ストレスがなくて良いです。
というか、これはカメラモジュールの問題じゃなくてソフトウェアの問題だと思うんで、ソニーのカメラユーザーとしては、ソニーさん頑張ってよね、という感じです……(アレはソニー内部で誰も文句言わんのだろうか?)。