こんにちは、カメラもってあちこち行くのが好きな行動派のデブこと、デーブ・トクモリです。一眼カメラと交換レンズなどを持ち歩くとなると、やはり欲しくなるのがカメラバッグ。今回、個人的には究極と言っていい完成度のバッグと巡りあえたので紹介したいと思います!それがPeak Design社の「エブリデイメッセンジャー」です!
このバッグ、クラウドファンディングサイトのKickstarterで2.5億円(!)もの出資を集めた、ことでも話題になりました。
いったいどこが凄いかというと、
- カメラバッグなのにシャープ&スマートな外見!
- なのにメチャクチャいっぱい入る!
- 様々なギミック満載で機能性抜群!というか機能しかない!
まあ百聞は一見にしかずということで、まずは見てください。
この一見スマートなバッグの中に……
こんだけ入ってたんです!三脚も「中に」入ってたんですよー!割とスマートな見た目なのに、驚きの収容力。ちなみに、上記全部入れても「ギッチギチ」にはなりません!そんな「エブリデイメッセンジャー」の魅力を紹介します!
ギミック満載!機能のみを追求した究極のカメラバッグ!
私が購入したカラーはヘリテージタン。 パッと見た感じ、割と普通のメッセンジャーバッグっぽい外見です。
肩にかけるストラップは、シートベルトのようななめらかな質感です。Peak Designのカメラストラップを使ってる人にはお馴染みですが、上の写真の中央にある留め具の部分で、簡単に長さを調節することができます。
ちなみに、肩パッドは固定されています。じゃあストラップの長さを大きく変えたら肩パッドの位置がずれちゃうんじゃないの?と疑問がわきますが、ストラップの逆側は
こんなふうになっていて
長さを2箇所で調節できるようになっています。これで、たすき掛けでも肩がけでもどちらでも問題なく使えます。このフック部分のギミックがカッコいいですね。
続いて、フラップを開けてみましょう。
この開閉部のロック機構が、このバッグの最大のギミックになっています。
バッグの容量にあわせて4段階の留め具が。
フラップ側は、栓抜きのような形状の金具がついています。
とりあえずテキトーにフラップを閉じます。すると、栓抜きのような金具が、4段階の留め具のどこかの隙間にこんなふうに入って……
フラップ側が引っ張られると、カチッと留め具に引っかかって自動的にロックされるんです!
開けるときは、栓抜きみたいな金具の部分を持ち上げてやると、ロックがはずれます。ボタンみたいに位置を確認する必要もなく、マジックテープみたいにビリビリうるさかったりもしない、シンプルで堅牢、そして超ラクな開閉機構になってます!
そしていよいよ本題の内部収納!
このバッグのもう一つの特徴が、内部収納の仕切り。
ふつうのカメラバッグって、緩衝材の入った、ふんわり分厚いフェルト地のインナーケースが埋まってて、見た目の割に容量が少なかったり、もっさりした感じになりがち。このバッグではこのプロテクターのような、薄くてシャープな素材が使われていて、シャープな外見と、見た目通りの容量を実現しています(実際のところ、見た目以上にいっぱい入るように感じます)。
で、この間仕切りの面白いところは、こんなふうに折り目で曲げてスペースを仕切って……
さらに折り目を曲げると、レンズやカメラにフタをするように覆うことができます。
なので、その上にまだまだモノが入れられちゃうんですねー。これも便利なギミック!
サイドのポケットも、こんな感じで収納がいっぱい。
フラップ部分にもポケットが。この中に入ってる丸いゴムバンドを使うと……
こんなふうに三脚をバッグの上部に固定できます!
ゴムバンドは三脚の足を固定するために使います。トラベル三脚とかで短いものは、ちょっと足を伸ばして固定しましょう。
裏側の両サイドには、たすき掛けの際に腰に回したり、キャリーカートに固定するためのベルトが内蔵されています。
両サイドには、Peak Designから出ているカメラキャプチャークリップを装着可能。
このように、バッグの側面にカメラを固定できます。
裏側のポケットは、15インチまでのノートPCと、タブレットを収納できます。
Peak Designのアンカー付きストラップもサイド部分に内蔵。ちょっとした小物を吊るしておくのに良さそうです。
持ってみた
身長173cm、体重100キロのデーブがたすき掛けするとこんな感じです。しっかし腹出てるなー。
後ろから。たすき掛けのメッセンジャーバッグとして使うのであれば、こんなふうに背面に回しちゃったほうが安定します。
横から見るとこんな感じ。
自動車のシートベルトのような素材のストラップは、体に貼りつくようなかたちで、荷重を面で分散します。薄手のやや柔軟性のある緩衝材が入ってるだけなのに、びっくりするぐらい疲れないですよ。
海外サイトから購入してみた
このバッグ、国内では銀一が代理店になっていて、2月10日から国内販売がスタートしています。販売価格は39960円。ちょっぴりお高いです。そこで、アメリカのカメラ用品通販サイトB&Hから個人輸入してみることにしました。
商品価格249.95ドル+送料36.01ドルで合計285.96ドル。カード(VISA)での為替レートが1ドル約117円だったため、だいたい34000円程度でした。ここに、5900円ほど関税が乗りますので、結果的に差額はほとんどありません(重要)
【追記】
Peak Designのオフィシャルサイト通販を使うと、送料は19.5ドルで済むようです(配送にかかる日数は4~10営業日程度)。その場合、31500円前後+関税で購入できることになります。これが一番お得っぽいけど、保証のこととか考えたら普通に国内で買ったほうが気分的にも良さそうですね
ちなみに、配送業者は何種類かから選べるんですが、一番安いのがFedExでした。それでも、3~5営業日での到着です。めっちゃ早い。
FedExは、配送状況を非常に細かく表示してくれるので安心して見てられました。
↑2月10日にニューヨーク州ブルックリンから発送されて、2月12日には成田で通関してます。早っ!
基本的にビジネス用メインなので土日配送してないことがネックですが、週の頭に発送されればその週内に受け取れるはずです。
カジュアルにカメラを持ち歩く人にはチョーおすすめ!
というわけで、到着したその日から、毎日これにカメラつっこんで通勤しています。三脚はさすがに常時持ち歩いてはいませんが。
とにかく、余計な装飾とかなしに、ただひたすら機能性だけに特化した、機能美の結晶のようなこのバッグ。全身にちりばめられたギミックは、見ているだけでもワクワクしますし、使い出すともうドキドキです。
はい、もうゾッコンです。
いま一番おすすめのカメラバッグだと断言します!チョ~オススメ!!
Peak Designのエブリデイメッセンジャーがヤバすぎる。これもう毎日カメラ持ち歩くしかない!って感じになる。もうほかのカメラバッグ全部手放すかも。 pic.twitter.com/i4fYnQoddw
— デーブ・トクモリ (@Dave_Tokumori) 2016年2月16日