こんにちは、デーブです。連休どっこも行かずにゴロゴロしていたら体重が減ってしまいました。「出かけないと(外食しないので)痩せる」というのはダイエットの真実ではないでしょうか。痩せたい方、引きこもってみてはどうでしょうか。
ヤバい肉の写真ばっか出てくる店・とんつう
ボクに必要なのはモアカロリー・モアオイリーです。そんなわけで、今回は連休前に行ってきた焼肉屋さんが超ステキだったので紹介します。
お店は錦糸町にある「とんつう」さんです。
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とりあえず、Googleで画像検索するとヤバい肉の写真ばっか出てくる店です。
今回は、初めてなので、こういう上級者向けのは次の機会にとっておいて、普通に美味しいお肉を食べていきたいと思います。
今日はランプ イチボ メガネが過去最高レベルの出来です。狙ってできるものでもないので体験したいかたはどうぞ。 pic.twitter.com/l5hyFsWKy2
— とんつう.bot (@tontsu_yakiniku) 2018年4月24日
当日のお店のツイートによると、ランプ、イチボ、メガネが超美味いとのこと。期待がたかまります。
というわけで、予約通りの時間にお店に到着。早速、メガネとランプとイチボをお願いします。とんつうさんでは、熟成したお肉を、注文を受けてから切り分けて味をつけて提供してくれるので、注文してすぐ「ヘイお待ち!」と出てこない(特に混雑してるときは)ので、すぐ食べたいメニューは予約時に伝えておくとスムーズだとか。
肉の発するオーラを見よ
というわけで、やっていきます。これはランプだったかな。
こっちはメガネ。肉が綺麗……。
ちなみに、やたら端っこで焼いているのにも理由があります。
とんつうさんでは、「肉の焼き方(網のどこでどう焼くのか)」が最重要課題となっております。基本的な傾向としては、「赤身で脂の少ない肉は中央(火力高)でサッと」「脂ののった肉(カルビとか)は、端のほうで遠赤でじーっくり火を通す」となっています。
イチボ。オーラがヤバい。
店長さんいわく「いい肉は、目に見えないきめ細かなサシが輪郭をフワッとさせて、オーラを発しています。冷凍しちゃうとパキッとくっきりしちゃうんです」とのこと。
いきなり語彙力が消失しますが、美味さしかない。肉の旨みと弾力、そして脂の甘み。それが、肉によってそれぞれ全部違うんですね。
本日そのほかのオススメということでプレミアムハラミを注文。
はいオーラ。完全にオーラです。
やっていきましょう。ハラミはサシも綺麗ですが、基本的に赤身のお肉だからか、中央付近で焼いていきます。
はい暴力。間違いない肉の味、肉の歯ごたえが口の中に広がります。
ここで、とんつうならではのパンチの効いたメニューもいってみたいということになり、原始肉(カイノミ)をオーダーしました。原始肉とは、要するに肉のカタマリです。いくつかの肉種が選べます。
見ての通りの肉塊ですが、強い火力で焼いてしまうと、外だけ火が通り過ぎてカチカチ、中は生焼け、みたいなことになってしまいます。なので、網の端っこのほうで、15分ぐらいかけてじっくりと火を通していきます。
カドの部分に焦げ目がついていますが、肉の中央部分はまだレアであることがわかります。
じっくりいきましょう。じっくりです。原始の力を引き出しましょう。
ちなみに、超絶繁忙状態でなければ、店長さんorスタッフさんがこの辺の管理もやってくれるので、基本的にはお願いした方が間違いがありません。
店長さんがハサミで切り分けてくれました。
完成。
どうです、この焼き上がり。表面のみ焼けて旨みを閉じ込め、中はいつもギリギリで生きていたいから、というレア仕上げ。でも生じゃない。脂が溶けだす、完璧な仕上がりです。こんな「肉の塊」みたいなメニューなのに、口に入れたら、スッと溶けてなくなっちゃいました。魔法か?
焼肉の最適解を求めて
とまあこんな感じで、とんつうで出てくるお肉には、どれも「正しい焼き方」があります。
とびきりのが入ったのでとんつうエンドコンテンツのシャトーブリアンは4/4からに決まりました。
— とんつう.bot (@tontsu_yakiniku) 2018年3月27日
20分間56度で焼き続けることに成功すれば、人生で食べたことないレベルになりますし、失敗すると美味しい機内食くらいの味になります。 pic.twitter.com/sNlim2Qk8E
シャトーブリアンは失敗版の最低点が70点からスタートなので基本的に美味しい肉ですが、最高なら300点くらいいくと思います。焼き方はこちら。
— とんつう.bot (@tontsu_yakiniku) 2018年3月27日
すき焼きとかタレ味とかも出来ます。DPSが下がるのでそこまで勧めませんが好みに刺さればいけるでしょう。 pic.twitter.com/VwhfMJMbXb
格闘ゲームで言うなら、最大ダメージを取るための唯一のコンボルート、みたいな感じでしょうか。全然分からないたとえですみません。
「原価の力」スープ。1Lのスープを作るのに、1.5kgの牛肉を使ってるとのこと。味の秘訣は原価率。
「豚と違って牛は生育に時間もかかるし、数も作れない。生産者さんが丹精こめて育てた牛を、出来るだけ美味しく食べて欲しい。そのために、自分なりに一番美味い食べ方を考え続けてる」とのこと。「正解」をもとめて肉を攻略し続ける、探求者なのです。
シメの肉。なんだよシメの肉って。普通シメはご飯ものとかデザートじゃないの?って感じですが、シメの肉です。
薄切りのお肉をサッと軽く炙って、卵黄をからめていただきます。すき焼きのお肉みたいな感じ。口に入れたら、程なく溶けてなくなりました。ホワーッ!なるほどデザートですね……。
ちゃんとデザートもあります。
とんつうで肉を食べて、ハッピーになろう
冒頭のGoogle画像検索に出てくるようなインパクトのあるメニューは、「他の店ではできない体験」の提供としてやっているそうです。いわゆる「コスパのいい店(=安くてそこそこ美味い肉がいっぱい食べられる店)」だと競争に勝てないし、であればある程度高単価で、かつお客さんに特別な体験をしてもらって、また来てほしいと。
期間限定メニュー、肉のクリスマスツリー焼きです。12/24まで pic.twitter.com/sLQ7vyWDIF
— とんつう.bot (@tontsu_yakiniku) 2017年12月20日
という感じで、「この店の雰囲気を理解してくれる常連さん」中心で回していけばいいかな、と思っていたそうですが、「最近、お客さんを増やそうと思っているんです」と店長さん。その理由は、「肉自体、熟成させて『食べごろ』があるので、旬のうちに消費しきっちゃうのが一番いいんです。そして、次の牛に行く。牛そのものの個体差も当然あるので、消費の回転率を上げた方が、『微妙に旬の過ぎた肉』を提供することもなくなるし、『美味い牛と当たる確率』も上がるんで。その方がみんなハッピーでしょう」
ちなみに、身も蓋もない話、「牛焼肉は高い店ほど美味い」がセオリーだと思います。高い店ほどいい肉仕入れてる。超ストレートな現実。今回とんつうで7000円ぐらい飲み食いしたんですが、感覚的には「ちょっと高い焼肉屋の15000円ぐらいの肉」を食った感じです。そういう意味では、ものすごくコスパはいいです。
ここでしか体験できない特別な肉を、ぜひ焼いて、食べてみてください!