どうも、デーブです。
長らく、通勤や普段遣いのバッグには、斜めがけのショルダーバッグ類(メッセンジャーバッグとかね)ばかりを使っていました。
これは「ひらくPCバッグ nano」。ちょっと前まで出勤はほぼコレでした。最近は仕事の都合上、A4サイズのノートを持ち歩くことが増えたので出番が減少中ですが、プライベートではいまも良く使ってます。
がっつりカメラ持って歩き回るようなおでかけとか、宿泊前提で荷物が多いとき、また富士山登ったりなどのガチ登山のときなどは、それぞれカメラリュックやトラベルリュック、登山用リュックなどを使うことはあったのですが、普段遣いはもっぱらショルダーバッグでした。
ですがまあ、長いことショルダーバッグばっかり使ってると、やはり体の左右のバランスに良くないのではないか、という感じになってきました。具体的にいうと、右肩だけやたらこるとか。腰の片方にだけ痛みが出るとか。
そうなると、「やっぱ普段遣いするリュックが欲しいなあ」となるわけでして、前述の「ひらくPCバッグ」シリーズの「ひらくPCリュック」とか、Amazonで5000円くらいで売ってるようなビジネスリュックとか、まあいろいろ選択肢がございます。
ひらくPCリュックは候補として悩んだんですが、同じようなバッグをショルダーとリュックで持つのも面白くない(PeakDesignのカメラバッグは両方持ってるくせに)のと、ちょっとショルダーストラップ部分が微妙そうだったんですよね。
そんなこんなで今回、最終的に「これにしてみよう」と選んだのが、スイスのアウトドアブランド「MAMMUT」(マムート)の「SEON TRANSPORTER」でした。
これがSEON TRANSPORTERだッ
というわけで、こちらがSEON TRANSPORTERになります。カラーは「マーブル」。もう廃番になっちゃってるんですが、在庫探して買っちゃいました。(本当は濃いグレーの「チタニウム」が欲しかったんだけど……)
ちょっと分かりづらいですが、「白っぽい薄いグレー」という感じです。あとで背負ってる写真も出てきますが、結構大きいです。サイズ的にはB4も折らずに入ります。形状的にはスクウェアなので、ブラックであればスーツと組み合わせてもそんなにおかしくないかと。
SEON TRANSPORTERの最大の特徴は、荷室が「WORK」(ワーク)と「CLIMB」(クライム)に分かれていること。このバッグは、ノートPCや書類など仕事道具を入れる通勤用途と、仕事の後にクライミングジムで体を動かすために必要な荷物を入れる、「毎日のオンとオフをセットで持ち運ぶ」ことをコンセプトに作られているんです。
こんな感じで、「CLIMB」「WORK」と記載されていて、明確に荷室が分けられています。
スマートだけど容量たっぷりのクライムエリア
まずは、クライムエリアから。ジッパーは上・横・下の三辺を囲んでいて、180度開くことが可能です。
上部にはファスナーつきのポケットが。クライムエリアの上側だけ開けてすぐアクセスできるので、出し入れしやすいです。メッシュ状で中身も分かります。
本体側中央下にあるスペースは、クライミングシューズを収納する場所。なので、かなり厚みも取ってあります。
ボクの場合はシューズを持ち運んだりはしませんが、ここにデジカメとかを入れています。一泊二日程度の旅行の際は、着替えたあとの衣服を入れておくのにもちょうどいいスペースです。
なんでかというと、ベンチレーション用に穴が空いてるからです。シューズを入れるという想定で、このような通気性の配慮がしてあるんですね。
仕事道具を入れても安心!なワークエリア
さて、ノートPCや書類などを収納するワークエリアですが、背中のすぐ裏部分に用意されています。
こちらもクライムエリア同様、ぱっくり開きます。
注目なのはジッパーの場所で、ショルダーストラップと背中の間にあるんですね。なので、このように首の裏あたりにジッパーのスライダーを寄せておけば、背負った状態で後ろからこっそり開けられる心配がありません。
荷室側には、クッション性のある布地でノートPCを入れるポケットと、タブレットを入れるポケットがそれぞれ用意されています。ノートPC用のポケットは、15インチノートも余裕で入ります(バッグサイズ的にはB4サイズぐらいまで入りますし)。
ノートPC用スペースがあれば別にいらないのでは?という疑問が出てくるタブレット用スペース、横幅がほぼA4ピッタリなので、書類を入れておくのに結構重宝します。
こんな感じで、ぴったり収まります。高さもほぼA4ジャスト。
ワークエリアの背中側には、メッシュ状のポケットが2つ用意されています。
USBケーブルとか周辺機器を入れておくのに便利です。背中側には、板のようなものが入っているので、小物を入れても背中にゴツゴツ当たるようなことはありません。
ポケット類も使い勝手十分!
メインの荷室に続いて、2か所のポケットも紹介していきましょう。まずはバッグ上部のポケット。
ファスナーを開くと、中がかなり細かく仕切られています。
このクッション性のあるフェルト地の布が内側にある部分が、スマートフォン用ポケットです。隣にも小さいポケットが。
iPhone 11Pro MAXもスッポリ収まります。
反対側(背中側)にはメッシュで中が見えるジッパー付きポケットが。ストラップがあるので、鍵などを収納しておくにも便利。
そこそこ深さもあるので、小さめのモバイルバッテリーなら縦に入ります。上の写真で入れているのは、cheeroのPower Plus5 10000mAhです。小さいのにそこそこの容量があるので重宝しています。
外側表層にあるポケットも、中はかなり広いです。
ここも、中にはジッパーつきメッシュポケットが。
ジッパー部分はだいたいB5縦ぐらいです。A4のパンフレットも、こんな感じで斜めから入れれば……
すっぽりと収まってしまいます。
ワークエリア、クライムエリアのジッパースライダーには、大きめのストラップが付いているので、開閉がしやすいのもポイント。
レインカバーはありませんが、外装素材は撥水性がかなりあるので、ちょっとした雨ぐらいは問題ありません。
ジッパーは、「クライムエリア以外」は防水ジッパーです。濡れて困るものは、ワークエリアか、上部/外側のポケットに入れておきましょう。なんでクライムエリアは防水ジッパーじゃないんでしょうか。「オフの着替え入れとくとこは少々濡れてもいいでしょ」って感じなんでしょうか。
ちょっと大きめだけど背負い心地は良好
両肩のストラップは、ちょっと独特な形状をしており、ストラップ同士を結ぶチェストストラップはありませんが、フィット感・クッション性ともに非常にいいです。
こんな感じで、背中にフィットします。夏はちょっと蒸れるかも。バッグ自体は割とサイズは大きいのですが、横幅はさほどでもないので、電車のシートに座る際などは、バッグを下ろして前に抱えれば、自分の幅よりはみ出る、ということはありません。
長過ぎるストラップはウェブドミネーターでまとめよう!
ちょっと悩ましい点としては、ショルダーストラップの長さ調整用ベルト部分が、やったら長いんですね。メチャメチャ余ります。バッグを地面に置いたとき、この部分がめっちゃ汚れそう。
そんなときには、ウェブドミネーターというアイテムが便利です。ミリタリー用品らしい。
こんなふうにストラップを通したら……
余ったベルトをぐるぐると巻きこんでいって、
横についてるゴムひもで
くるっと回して固定しちゃいます。
スッキリコンパクトになりました。こういうナイロンベルトをまとめておくのに、とっても便利です。今回はとりあえず買ったのを使ってますが、白とかグレーとかあれば買い替えたい……。
まとめ
- 仕事用とオフ用に荷室が分けられていて、機能的で使いやすい
- 四角い形状で、かなり底面積の広いもの(15インチノートも余裕)も入る
- 極端に厚みのあるものにはあまり向いていない
- ストラップは背負いやすく、疲れにくい
- ショルダーストラップがクソ長いので工夫が必要
すでに毎日使ってますが、いまのところ不満点はありません。バッグの容量にかなり余裕があるので、もうひと回り小さいと取り回しはいいかも? と感じることもありますが、別に大きすぎてかさばるほどではないんですよね。いざというときバッグに余裕があるのは安心感もあります。
オンでもオフでも使える普段遣いのバックパックを探している人は、選択肢に加えてみてください!